箱根駅伝|原監督「MVPは一色」。その真意とは?
1/2、1/3と開催された今年の箱根駅伝は青山学院大学の史上初・3連覇&大学駅伝3冠という形で幕を下ろしました。
一夜明けた本日、監督・選手も疲れが残る中、日本テレビの生放送に出演し、様々なインタビューに受け答えている中、インタビュアーからの質問で、
「今回の選手の中でMVPは誰ですか」に対する原監督の答えは・・・?
MVPは一色です。
意外なるその解答。
一色選手自体も、「僕は秋山(3区)か下田(8区)かと思っていました。個人的には秋山かと・・・」と思っていたようでした、原監督の真意は?
「確かに今回は神奈川大学の鈴木選手に差をつけられてしまいましたが、青学の敵は早稲田か東海だと読んでいましたから、その2校にしっかりと勝ってタスキを繋いでくれたことで秋山も楽に走れたことでしょうし、元々2分を追う形の展開も考えていたので、それを33秒差リードという形で往路を終えれたのはすばらしい結果だった。一番プレッシャーのかかる2区を3年連続でしっかり走ってくれた一色がやっぱりMVPでしょう。」
とのようなことを仰っていました。なるほど・・・
確かに数秒の差で8校がひしめき合う中でタスキを受け取り、東海のスーパールーキー關選手や山梨学院のドミニク・ニャイロ選手がいる中で、更には三連覇&三冠というプレッシャーがかかる中での重要区をしっかり走り切ったということで他の選手にかかるプレッシャーが大分減ったというところが評価に値する・・・ということでしょうか。
様々なファクターを考慮して、一番貢献度の高かったのが重要区を走り切った一色ということだったのでしょう。
イチ視聴者としては、やはり戦況を大きく変えた秋山選手か、青学の優勝を決定づけたといっても過言ではない走りを見せた下田選手かな~と思ったんですが、また、1区の梶谷選手もすばらしかったと思います。全体的にスローペースだったとはいえ、東洋のエース服部弾馬選手にわずか4秒差で食らいつき、良い形で2区へタスキ渡し。やはり展開が見えない1区は緊張も高いでしょうし、そのような中で2年の選手がよく頑張ったと思いました。
箱根で完全復活した下田の走り
10代のマラソン記録保持者でもある青学のエース格の1人・下田ですが、出雲駅伝と全日本駅伝では結果を残せずにいました。
どうやら去年の初めから更なる走りの高みを目指すために”フォーム修正”を行っていたようです。
青トレならぬ中野ジェームストレーナーからコアトレーニングを学び、集中的に行って自分の目指すフォームへ近づくための地道な努力を重ねていき、試行錯誤を重ねた結果が今回の駅伝に現れたのでしょう。
素晴らしい結果を残している選手が、現状を打破するためにリスクとも取れる”フォーム修正”を行い、出雲・全日本の結果にもめげずにしっかりと箱根に間に合わせて結果を残しているところが素晴らしいですね。
この話を聞いて、私も青トレを始めてみようかなと思いました(笑)
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なにはともあれ、青山学院大学おめでとうございます!
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