フルマラソン|みそ、2017函館マラソンに挑む。その2|結果・速報・レビュー
では続きです。
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後半戦|ともえ大橋とエイドと私
ハーフを過ぎた辺りからとんでもない海風がランナーたちを襲います。
お~、これなら前の小集団に追い付けるかも!!
・・・と思いきや、例外なく私も同じくらいペースを落としたので差は縮まらず(´_ゝ`)
1人を拾って、その方と共に恐怖の谷地頭電停の坂へ向かいました。
この谷地頭電停、函館のランナーにはおなじみの函館山の麓に位置する市電の駅で、近くには地元民にも手を余すほどあっつ~~~い谷地頭温泉があります。
ハーフマラソンの選手はこの坂を下らなくてもよいということで、恨めしい~~、ハーフにすればよかった・・・と嘆くポイントの1つでもあります。
ちなみに、ハーフの選手は空港の緩やかな登りも手前で折り返し、ともえ大橋に臨む前にゴールすることができる。ということで・・・
あぁっ!ハーフにすればよかった!
という後悔が多いのも函館マラソンの特徴ではないでしょうか?笑
しかし、選んでしまうんですよね~フルを。
ということで、なんとか前の選手に遅れを取らないように、多少自分に無理してでもペースを維持して谷地頭の坂を登り切りました。
「30km・・・30kmいったらペースを落とす・・・」
まずは手の届く目標から、一つずつ攻略していきます。
函館駅前を通り過ぎてから、とうとう見えてくる最後の難関・ともえ大橋。
ゆるやかな起伏とはいえ、既に満身創痍のこの体に響く。
ここでカラダに異変が・・・全身の倦怠感が半端ない。体に・・・力が・・・はい・・・らん。
どうやらガス欠のようだ。
GOAL|歩かないという気持ちにすがる
ガクンっ・・・とペースが落ちてからは色々な弱い気持ちが表面化してくるもの。
「もう止まっちゃおうかな」
「歩いちゃおうかな」
「休みたいな~」
「リタイアして~~」
ガス欠状態から気持ちを強く持つことが本当に難しい。これはレース慣れしている経験者でも同じ。
両脚の痙攣を感じたところでギブアップ。とうとう私も止まってしまいました・・・
「う~、キツイ。。歩いちゃおうかな・・・」
ともえ大橋の隅っこでストレッチしていると、後ろから
「みそさーん!がんばー!!」
とフォロワーさんからありがたいエールが。一度折れた心がアロンアルファのごとく瞬間接着!
「ぐぅぅぅうううう、ここで行かねばどうする!」
決して誇れるペースではないですが、一歩、また一歩と走り始めました。
34km 5:59/km
赤レンガ倉庫では、沢山の応援を”ランナー”として浴びることができました。よかった、まだ走れてる。
市電の終点「函館どっく前」の折り返しまでは頑張ろう。それを超えたらエイドまでは頑張ろう。
1つずつ、小さな目標をクリアしていき、ペースは上がらないですが決して歩かない。これだけにすがることにしました。
絶対に歩いてたまるか。
そして41km通過。
相棒からの「タレてるタレれる~~!!」との激を頂きましたが、すでにグロッキーなのでお腹いっぱいです(;´Д`)
けど、
前の女性だけは抜くっ・・・(; ・`д・´)
ゴール手前、おじいちゃんに「ほらっ、兄ちゃん、女の子に負けんな!!」とハッパをかけられてからのラストスパート。ありがとうよ(´_ゝ`)
すごいいい姿勢で・・・ゴール!!
タイムは、3:18:51
なんとかサブ320で終えることが出来ました。
エピローグ|函館マラソンから学ぶ・そして始まる。
昨年、湘南国際マラソン以来のガチレースとなったわけですが、結果だけ見れば無残なものですが、それでも相変わらず満足感は高いものとなりました。
本当は飛騨高山でサブ10、函館マラソンでサブ3とか取れれば今年1年いい年になりそうなんですがね。大体私の1年はここからの反省で始まります(笑)
しかし、地元の函館マラソンはコース、コンディションこそキツいものの、家族のありがたみやランナーとの繋がりを沢山感じることができる良い大会でした。
普段は仕事の都合上時間を合わせることが難しく、一人で走ることが多い私ですが、レースになればみんなと走る時間も一緒ですし、声を掛けられる嬉しさがあります。
そういった繋がりが欲しくて4年前、ブログを始めたんだったよなぁ。
こんな髪型したヤロウにも気軽に声を掛けてくれるランナーの皆さん、ありがとうございました!おかげでレースを楽しめました!!
そして、本日帰り際にこれまたtwitter繋がりでおひとり声を掛けていただきました。その方は家も近くだったので今度一緒に川崎月例でたりロングしたりしましょうとお話しさせていただきました。
また明日から普通の生活に戻ります。
次は・・・川崎国際マラソン目指して、また少しずつ頑張っていこうと思いました(´ー`)
おわり